@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00002650, author = {吉村, 信之}, journal = {信州大学経済学論集}, month = {Mar}, note = {価値と価格との関連を問う「転形問題」は,すでに百年以上にわたっていわゆる「転形論争」として議論されてきた。こうしたなかで,近年海外の学界に台頭してきた単一体系解釈Single System Interpretationの新たな展開は,転形論争という研究史のなかでこれを振返ったとき,19世紀末から20世紀初頭における第一期,1940年代から80年代初頭までの第二期に対して,21世紀初頭の今日,研究史上第三期と位置付けられるほどある種斬新な視角を持った研究潮流の勃興として特徴づけることができる。本稿では,日本において未だ広く知悉されているとはいえないこれら第三期の議論,とくに時間的単一体系解釈TSSI の議論を中心に,これまでの転形論争を通時的に鳥瞰・紹介し,価値概念の再吟味を行うことを通じて,転形問題をめぐる論争に孕まれている共通の陥穽を指摘する。, Article, 信州大学経済学論集 62: 37-92(2011)}, pages = {37--92}, title = {転形問題における単一体系解釈}, volume = {62}, year = {2011} }