@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00000516, author = {沖, 裕子}, journal = {信州大学人文科学論集}, month = {Mar}, note = {松本方言終助詞の主要な形式を網羅し、形態、意味、構文の点から記述を行った。終助詞とは、文の末尾に位置して文を完結させる働きをもつ倚辞の群を指す。終助詞は相互承接が可能であるため、相互に排他的関係をなさない。前接形式から繋理すると、概略、名詞に接続でき、かっ活用語終止連体形にも接続できる終助詞(ダ、カ、サ、七、ズラ、ジャン、ジャネ一、ドー)であるA類と、名詞には接続できないが、活用語終止連体形に接続できる終助詞(ン、モン、イ、ワ、ゾ、コ卜、デ、ニ、ガ、ジ、ッテ、ッテパ)であるE類、名詞には接続できないが、活用語終止連体形と動詞の命令形/連用命令苛れこ接続できる終助詞(ヨ、ネ、ア、ヤ)であるじ類がみられる。後接形式から整理すると、必ず他の終助詞を後接する形式、イ也の終助詞を後授しうる形式、終助詞を後接できない終助詞に大別される。また、意味的には、話し手の(1)命題に対する評価のしかたと、(2)命題を相手に対して伝えるしかた、という2種のモダリティーを有している。構文的には文末に位置するが、(1)の意味のありかだからみて、文副詞と類似の機能を有している。本論で記述した終助詞の文法体系は、松本方言の表現法を論じる上での基礎となっていく。, Article, 信州大学人文科学論集 2: 233-250(2015)}, pages = {233--250}, title = {松本方言終助詞の文法体系 : 談話研究の基礎}, volume = {2}, year = {2015} }