@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00007387, author = {久保田, 紀子 and 奥田, 富貴 and 羽場, 昇 and 寺井, 直樹}, issue = {1}, journal = {信州公衆衛生雑誌}, month = {Aug}, note = {目的:松本保健福祉事務所において結核接触者健康診断としてのQFT-2Gを導入するため、QFT-2Gの再現性に関する基礎的検討を行い考察した。方法:QFT-2Gの第1ステップ、第2ステップそれぞれについての同時再現性・日差再現性について検討した。また、測定条件として規定されている反応温度内(17~27℃)における反応温度の違いによるIFN-γ定量値についても検討した。結果:第2ステップにおいては、同時再現性・日差再現性とも良好であることが示された。第1ステップの刺激培養においても同一採血検体を用いて行なった同時再現性は良好な結果を示したものの、日差再現性に関しては、異なる3日間にそれぞれ採血を行い刺激培養した場合に、3検体中1検体において大きなバラツキが認められた。第2ステップでの反応温度を17、22、27℃で変化させた場合、標準液希釈系列の最高濃度(およそ10IU/ml)までは濃度依存的に吸光度が上昇し、標準曲線から換算するIFN-γ値は反応温度の違いによって変化することはなかったが、IFN-γ値が高値となる健康正常人の陽性コントロール刺激検体は反応温度の違いによってIFN-γ値が大きく変化した。考察:QFT-2Gは同時再現性には優れているものの、日差再現性ではバラツキが認められることがあるため、同一被検者であっても採血日を変えることでIFN-γ値が大きく変動する可能性があることを念頭において結果の解釈を行なう必要があることが示唆された。また、QFT-2Gによって算出される測定値は、低~中濃度領域での定量性はあるものの高濃度領域においての定量性には乏しいため、IFN-γ値の定量的な解釈をしたいときにはそのときの吸光度値にも注目する必要がある。, Article, 信州公衆衛生雑誌 5(1): 81-86(2010)}, pages = {81--86}, title = {QuantiFERON TB-2G検査の再現性に関する基礎的検討}, volume = {5}, year = {2010} }