@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00008431, author = {合田, 真理子 and 日比野, 和子 and 鈴木, 泰子}, issue = {1}, journal = {信州大学医学部附属病院看護研究集録}, month = {Mar}, note = {医療技術の進歩により,繰り返し移植を受ける患児に対し辛い治療によるトラウマや恐怖,不安,葛藤など心の問題について配慮をすすめていく必要がある。今回,三度日の移植に対し拒否的反応(怒り,暴力,暴言,無視など)を示した思春期にある患児の経過を振り返り,以下のことが明らかになった。1)患児は移植に対し様々な不安や恐怖を抱いている為,移植が決定した早い時期から両親と十分に話し合い,本人に詳しく病状を説明することの必要性や,病名告知の有無も含めて誰がどのように説明するかということを論議することにより,患児に適切な時期に適切な情報を提供する必要がある。2)辛い治療を受けさせるという負い目や葛藤を感じている両親に対して,十分な精神的サポートが必要である。3)患児の移植に対する不安や葛藤に対して臨床心理士,学級担任も含め,多職種で精神的サポートを行なうことが重要であり,またクリーンルーム入室後も,家族や他の子どもたちとの交流を保つことにより患児の孤独感を軽減しストレスを解消した。4)怒りを様々な形で表出できたことは「受容」のプロセスを進めるのに有効であった。5)辛い移植体験のトラウマを克服する為には,移植を受ける過程を通して継続的な心のケアが必要であり,移植を乗り越えたという達成感や自信を与えていくことが大切である。, Article, 信州大学医学部附属病院看護研究集録 31(1): 84-89(2003)}, pages = {84--89}, title = {三度目の骨髄移植に対し拒否的反応を示す患児への関わりから移植医療における心のケアについて考える}, volume = {31}, year = {2003} }