@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00008609, author = {森田, 孝子}, issue = {1}, journal = {信州大学医学部附属病院看護研究集録}, month = {Mar}, note = {集中治療室(ICU)に入室した患者に一過性の記憶障害が認められるかどうかを実験的手続きにより検証した。この研究は,①ICU入院中,患者は意識障害もなく十分適応できていたと思われるにもかかわらず,ICUで体験したことを記憶していないという患者の反応に対する疑問,②幾つかの先行研究はあるが,これらは評価尺度が研究者間で共通していない,③鎮静剤など薬剤の影響が示唆されているが,薬剤の効果を統制した調査は見当たらない,④意識障害,疾患の重症度を限定した調査はみあたらない,といった疑問と問題に気づいたことから出発している。研究対象は,人口約100万の地方都市にある総合病院(500床)である,循環・呼吸器系集中治療室に緊急搬入された心肺系疾患患者19名。ICU入院の形態,疾患群の限定,鎮静剤などの薬剤の影響,意識障害の有無を条件統制した。検査の結果は,ICU群の正反応枚数は平均5.3枚で,コントロール群は平均8.7枚であった。この群間差は統計的に有意であった。意識障害のないことを確認された患者が自分で読み説明した絵カードの想起が,7日目には困難であったということがこの研究から浮かび出た要点である。記憶障害の要因としてICU環境とそこでの生活要件が考えられた。, Article, 信州大学医学部附属病院看護研究集録 27(1): 139-143(1998)}, pages = {139--143}, title = {絵カードを使った記憶のテスト}, volume = {27}, year = {1998} }